2016年 01月 25日
節目は6のゾロ。
第66回フィルム一本勝負、CommA篇。
前半は南小樽から手宮線の手前の端っこまで、後半は港から手宮地区までを歩きました。
前半と後半の間に中華食堂くろさんでトンカツを食うという、私的にこちらがメインじゃないかというイベントがありまして、
正直前半、頭の中はトンカツでいっぱいです。
してまた、
前半はそぼ降る雨の中、傘をさしながら。しかしトンカツ食って店を出たらばなぜか陽射しが降り注いでいるという、
日本海側特有のちっとも定まらん気候の中、まぁともかくは、きっちり36枚。
では、行きます。本編はセレクトのみで。

※今夜は夕刊お休みします。それだけのボリュームはあるはず、です。



Index
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07 bonoさん、菅原さんセレクト
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迷った挙句、ピントはタイヤ。んー、右にもう少し奥行きを持たせたつもりだった...。




13 ainosatoさんセレクト
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ここからトンカツ後。一目散に港を目指してます。ふだん東京にいるとですね、これだけでもう嬉しくてしょうがないんです。
陽が射しちゃったらもう、海に出るしかないんです。




18 ariariさんセレクト
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曰く、「足の踏み込みに力が入っているのが一番よくわかるカットだからこれにした」
...恐ろしいお方です。




30 hirosさん、ウリュウさん、斎藤さんセレクト
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今回唯一、寝っ転がりました。






31 CommA自薦
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おっさんがいなければ撮らなかったカット。ある程度サイズがないと語れないヤツなので、クリックいただければ。



Nikon FM2n, Nikkor 35mm F2, FUJICOLOR SUPERIA PREMIUM 400
小樽写真販売さん現像・焼き付けのPhotoCDより
2015/10/24, 小樽にて



おまけでは、残り全部出します。






【おまけ:その他、全部出し。】


01
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皮切りの一枚。南小樽駅にご挨拶。




02
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割れ目にご挨拶。




03
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キリ看にご挨拶。




04
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赤鳥居にご挨拶。




05
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消火栓にご挨拶。




06
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割れ窓にご挨拶。

南小樽から小樽って、第一回一本勝負以来何度となく歩いているはずなんですが、
久々のせいかどうなのか、見覚えない道を通ったような。
前半のセッションで12枚使っちゃったのは、正直計算外でした。
トンカツのことばっか考えてたくせに。



08
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薄日は逃がしません。取り残された土蔵に残る、電柱の影。




09
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雲の向こうに太陽がおりまして、なかなか複雑玄妙な陰影だったんですが、まるで捉えられず。失敗。




10
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小物のアップに走るのは、エネルギー切れのサインです。そろそろおなかが。




11
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私、人形が苦手です。怖いんです。
ちぃとでも克服できるかな、と、あえて狙いました。こんなんでも、絞り値とかで頭を悩ませた末のカット。



12
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前半戦、ラスト。
そういえばここまでまるっきり人が写ってないぞ、といきなり気づき、中国人観光客の方々に脇に入っていただきました。
ここからトンカツに集中するため、撮影は一時中断となります。




14
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字体が若干すっきりしすぎてますが、こういう光景では必ず押します。




15
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05とともに、ウチのムスメのお気に入り。




16
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色彩のコンビネーション。ただそれだけですが、写販さんならこう出してくれると信じてました。




17
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しつこいですけども、東京に住んでるとこういうのが、もう。




19
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立ち尽くす彼も、カメラ持ってます。なんとなく意識しながら、点景に使わせていただきました。




20
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展示では縦、本人も縦のつもりでしたが、なんとなく倒してみました。ま、これはこれで。



21
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ぎっちり絞ってパンフォーカスにしたらなにかになりそうだなぁ、と撮ったんですけど、
いまいち滑った。




22
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トラックの荷台です。下をどこまで切るか、さんざ悩んで結論がこれ。




23
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ボラード、といいます。要するに綱をもやっておくところ。質感がたまらん。




24
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使い古されてますが、まだまだ現役。ちゃんと血の通った風情です。




25
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ヨゴレ系が少ないよなぁ、とか妙な色気を出して。




26
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担当者としては、外せず。




27
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曇天だからこそ、映える色合い。




28
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おばちゃんの作業姿が軸のはずでしたが、露出で沈んじゃいました。




29
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板張りの桟橋に残った水の風情が...いまいち出せませんでした。




32
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いいかげん街に戻らねばと思いつつ、押さざるを得なかったカット。私にしては珍しい切り方です。




33
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10月24日、北の大地はすでに晩秋。




34
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接岸後の係留作業中。新人さんが怒鳴られながら一所懸命です。




35
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手宮線まで戻ったら、カウンターはもう残り2枚。
ここのワンコはどうも、青空隔離病棟扱いされてるような...妙に臆病だったりします。
10分ほどコミュニケーションをはかってみたりしたんですが、結局このカット。




36
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最後の一枚と知りながら、ここで押しちゃいました。手宮は前回も歩いてるし、ここらでケリをつけよう、と。
露出も構図もきっちり詰めたつもり、ですので、撮り手としては納得の終了です。




今回は、イッポンズ写真展用の本番撮影ということで、勝負前の集合もせず、各自各様に好きなエリアを撮りましょう、と。
わたくし実は、あまりにもご無沙汰が続いていたものですから、写真展には参加させていただけないものと思い込んで、
トンカツのことしか考えずにそこ中心に、あとは足任せ気分任せで歩きました。
終わってみなさんとお会いして、話の流れから、え、私も写真展出していいの?と聞きましたら、
当たり前でしょバカを言ってんじゃない、と一笑に付され。
まことにまことに、ありがたいことです。

そんなわけで、私的には史上最も肩の力を抜いた勝負となっております。
展示では36枚すべての2Lに加えて、07,13,31の三枚を大伸ばしでご覧いただきました。

なにしろ天候に笑ったり泣いたりの一日でしたが、みなさん撮り切られてなによりでした。
おつかれさまでした、またよろしくお願いいたします。

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「フィルム一本勝負2016+イッポンズミニ個展×7」
1月20日(水)~24日(日)・市立小樽美術館(色内1-9-5)

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by atCommA | 2016-01-25 06:32 | Special | Comments(8)
Commented by MuhW at 2016-01-25 18:59 x
色が違う!!
フィルムのせいか、現像のせいか、どっちですかね??

今回は冴えてますね。(いやいつも冴えてますが、格別に)
13,18,15,16,17,20が好きです。
一番は13です。
言葉は悪いですが、煙突の赤が少々毒々しいのが良いですね。バランス感覚も秀逸だと思います。
20もすごく気になります。

レンズがずいぶん独特ですね?
30で気がついたのですが、ピントがあってる部分と合ってない部分の境目がくっきり。
面白いレンズですね。
 
Commented by mn3m at 2016-01-25 20:50
サスガに本場で撮っただけ有って、全編レベルが高い。
皆さんがセレクトされたのはもちろんなんですが、自分は01の南小樽駅のたたずまいに惚れましたね。
小樽駅とはエライ違い、良い雰囲気ですね。
それと、06,08も大好きです。あとは35のワンコの憎めない表情がかわいい。
Commented by ariari at 2016-01-25 21:13
久しぶりに「マジ」な絵だったよー、と会場でしっかり拝見したり。
デジタルより恐ろしく正対しているような気がするのです。
(おそらくは撮影するときの時間はそんなに変わっちゃいないとは思いますが)
CommAさんは撮るとき、脚を揃えて撮る人じゃなく、片足踏み込むようなところがあるんで、
その踏み込みで構図決めるところがあるので単純に、そのギリギリ追い込んでいるカットに付箋。
プリントだと切られるよな、えー、ここまでかな、とか考えているのが、どのカットにも強し…
(ぼくは逆に構図がアバウトなんでその違いにけっこう感動するのです)
Commented by mugen-houyou at 2016-01-25 22:07
自分もariariさんと同じ18に付箋かな。
流石に「足の踏み込みに力が入っている」なんて状況洞察力はないですけどw
単純に正対でも奥行き感ある絵が最近好きなんです。
07は俺も撮りそうな一枚だなぁ。
20は確かに縦だとつまらないかも。
32も“らしくない”フレーミングが逆に新鮮でいいんでないの?
35、35mmでこの寄りって...よっぽど苦戦したんでしょうなぁww
Commented by atCommA at 2016-01-26 23:59
>kazu_hiroさん
これが、小樽写真販売さんです。というか、これが本来、カラーネガフィルムです。使ってるフィルムはいつもと同じやつですもん。
自分で全部出ししといてアレですが、番号挙げていただくとスクロールがたいへんですね(笑) ありがとうございます。

レンズですが、そうですねぇ、近接で継ぎ目なしの連続急斜面っていうのは、少々意地悪な条件だったかもしれません。手前部分については、ボケと収差があいまって境目を形成しちゃってるような気もします。本来は、かなり素直な子なんですけどね。
Commented by atCommA at 2016-01-27 00:11
>mnさん
ありがとうございます。南樽(と略します)、いいでしょ~。
06, 08。うんうん、mnさんならね(^^)
ワンコはかわいそうなんですよ。かなり人間不信きてる反応に見えました。でもまぁ、こうして切り取ってしまえばかわいいもんなんですが。
Commented by atCommA at 2016-01-27 00:13
>ariariさん
むぅ...いつもながらありがとうございます。
デジタルの方が安易に正対してる気がするんですけどもね、あそうか、安易ってとこか。えぇ、撮影時間はほとんど変わってないです(笑)
片足踏み込みについては、懐かしの第一回写真展のときの私のシルエットね、あれ見事だったなぁ。身体の使い方は変わりませんからねぇ。
にしたって、プリントでの切られっぷりを意識してるなんてのが、なんでわかるんだかなぁ...敬服の二文字のみです。
Commented by atCommA at 2016-01-27 00:17
>d@m@さん
たしかに、念が一番こもってるのは18だと思うんです。でもね、運河プラザでバーッと見て、キャプションどおりのコメント付きでセレクトしちゃうんだよariariさん。変な人だぁ。
07, 20, 納得。
32は自分でもけっこう気に入ってるんです。といって、その路線を継承とかにならんのが私(笑)
35、そんなに寄ってませんて。絞り開けてるからそんな雰囲気にはなってますが。まぁたしかに、努力の結果ではありますけども(^^;
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