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2006年 07月 31日
連写 I
「なんか単発で、撮影関連話でもひとつ...」
と昨日は申しましたが、予定は未定っ。やっぱりシリーズものになってしまいました。

連写...

D70の動作モードは、"連続撮影"に設定したままです。
けれど撮影の90%は、単写です。

九割とはいっても、数えたわけでもないので...正しくは、「原則として動体連写はしない」でしょうか。
理由はおおまかに二つありまして、まずその一つ目は...

単純に、D70では能力が足りないからです。秒3コマってのは、なんとも。

連写を始めてしまったら、タイミングはカメラにゆだねるしかありません。
たとえば水面からカワウが飛び立つ...目の前を横切る瞬間なんて、えらいスピードです...それを秒3コマに任せると、
まぁたいていは、欲しい構図の欲しい瞬間を外してるんですね。あ、そのコマとそのコマの間なんだけどなー、という。
稀に当たらないこともないでしょうけれど...まぁ完全な運任せになります。

その点、単発撮りならば入魂の一撃が当たる、かもしれません。
この場合レリーズタイムラグが問題になりますが...それは運だけでなくて、努力と根性(要するに練習と見切り)が有効な余地がある問題です。撮り手にしてみれば、頑張りがいがあるというもので。

正直、秒3コマ連写と単写での成功率の差は、小さいでしょう。でも経験上、ゼロではありません。

それになにしろ...
単写でしくじったら自分の力及ばずで納得もいきますが、秒3コマのカメラに任せて外したとなると...
なにか釈然としない、まだ撮り手としてやれることがあったんじゃないかなぁという、なんともふんぎれの悪い気分が残ったりしまして。

【ばさっっっ...】 
c0084666_11244416.jpg


空気をばしっと叩いた瞬間が欲しくて、狙い澄ました単写です。真横であること、湖のほとりの木々が入っていること...そのあたりもなかなか得がたい条件で、連写に任せていたらこのタイミングは無理だったと思います。
ただ、あまりにも日の丸になってしまいまして(トリミングなしです)...定石どおり進行方向開けたかったですね。ニコデジでBASSさんからの振りをいただかなければ、表に出ることはなかっただろうカットです。


秒3コマが秒8コマであれば、まるっきり事情は違ってくるでしょうね。
というわけで、連写不使用理由の一つ目は、単にカメラのスペック不足でした。

二つ目は...もうとっくに予想されている内容になってしまいそうですが...また明日。
by atCommA | 2006-07-31 11:16 | 光画部的戯言 | Comments(0)
2006年 07月 30日
掘り出す III
【乾いた夕暮れ】
c0084666_4132799.jpg


さて。
開設から6月いっぱいまでで、Galleryには422枚の写真がアップされています。
一方で、6月最後の写真の撮影枚数カウンタは...53,474。

422 / 53,474 = 0.0078916856790215805812170400568501

おおまけに丸めても、0.8%。
うぅむ...以前、自分の写真の生存率は、約消費税分すなわち3-5%が目安だったんですが...ギャラリーとなると、さらに一桁下がりますか。
そりゃぁ、ほんっとに満足できる写真なんて撮れてもいませんし撮れるとも思ってませんがしかし、0.8%といわれるとそれもまたどうか、と。

昨日書きましたとおり、ギャラリー開設時点までのものはもう決着しているとして...
じゃ、5月6月はどうなんだ。もしかしてものすっごい取りこぼしとかしてるんでないのか。傑作連発だった日にたまたま酒呑んじゃって処理が上手く回ってないとか...

いきなりフォルダ引っくり返して掘り出し作業始めたのは、そういうわけでした。再度の足元固めといいますか...評価基準も含めてもう一度見直して、よしここまではだいじょうぶ、ということにしておきたい、と。
で、やってみたら...

5月から一枚
6月から二枚
以上

という結果で。

正直、もうちょいあるかなぁと思ってましたけどもねぇ。なかったですねぇ。
もはや過去を振り向くことなく、がっつり前を向いて進むべし、と。


冒頭の写真、6月からの二枚目の掘り出しになります。めずらしく夕暮れ時に外に出られたときの撮影...D70とFM2nをとっかえひっかえして撮ったヤツですね。もともとレンガ色とはいえ、建物がやけに赤い...しかも建物だけがやけに赤いという、暮れて染まっていくほんの少し前の風情。
すっと引かれた飛行機雲をアクセントに、からっとエッジの立った光景が、いかにもこの街らしく...


そういうわけで掘り出しシリーズ、これにて終了です。姉妹篇の話があるんですが、それはまたの講釈で。あぁさっぱりした、とにかくこれで新規の写真とだけ向き合えます。

さて、明日は...なんか単発で、撮影関連話でもひとつ...
by atCommA | 2006-07-30 04:15 | 光画部的戯言 | Comments(10)
2006年 07月 29日
掘り出す II
今年の4月、Galleryを作りました。

その時点で、どーんとさかのぼってセレクトし直しております。古くは2004年8月(おぉ、まもなく丸二年...)あたりになるんですが、この辺の写真になるともはや、目垢がつきまくるくらい見まくっておりまして...

出さないなら出さないままにしておくにも、
とはいいつつ消さずに取っておくことにも、

全部それなりに納得がいっちゃってるような連中ばかり。もはや掘り出しの余地なんぞ、かけらも残っておりませなんだ。以後、それに準じ。

要するにその、Gallery作った時点以前の写真はもう、いまさらサルベージする意味がほぼまったくないであろうと...ここで一本、線引き。
作った時点でそのあたりにいまひとつ無自覚なところが、私のあかんところですが。

そういうわけで、じゃぁ、今年の5月を洗い直し。

【青空にヤジロベエ】
c0084666_6294770.jpg

好きなパターンで好きな構図、好きな露出なんですけども...
ジャギーとシャープネスの塩梅とるのにくたびれ果てて放り出しちゃった、という一枚でございます。
今回調整しなおして、少しは落としどころが見えたようにも思いますが、まだまだ...というかやっぱり、この素材をパンフォーカス風に撮るのは難しいですねぇ...


で、5月からの掘り出しはこの一枚だけでした。そもそもなんで掘り出しなんてはじめてるかというと、

...
続きは明日。
by atCommA | 2006-07-29 06:31 | 光画部的戯言 | Comments(2)
2006年 07月 28日
掘り出す I
【光の触手】
c0084666_622649.jpg

先月末、Jordan Lake沿いの森での撮影。

6月分のフォルダから、がさごそと引っ張り出してきました。消去は免れたものの、アップ候補に洩れた写真...いわゆるディスクの肥やしというヤツです。

滅多にこういうことはやりません。たいていは肥やしのまま...
ま、それはそうなのであって、見るたんびに評価がブレるってんでは困りものです。

これも、第一選別段階で洩れてるってのはやっぱり...たぶん白飛びが気に入らなかったんでしょうね、毎日のことなんでさっさと忘れておりますが。
それでもまぁ、森の木漏れ日の魅力というのは抗し難いものでして。それと、巻きつく先を求めて伸びる蔓の、妙な具合のなまめかしさ、でしょうか。そのあたりちょいと引っ掛かりましたんで、強引に掘り出してきました。

三日連続で語りましたらちとくたびれましたので、本日は軽ぅく、イントロ程度にて...
というか、次を掘り出してこないと明日が書けないぞっと。うぎぃ。
by atCommA | 2006-07-28 06:22 | 光画部的戯言 | Comments(4)
2006年 07月 27日
熟成 III
さて、半月向き合う...その間なにをやってるのかという話ですが、

たいていは、適当なペースで折につけ呼び出して、ぼぉっと眺めてます。まいんちあぁだこぉだと弄くりまわしてるわけではありません。

思うに...


処理の仕方なんて星の数ほどあるんですよね、ハイキーローキー固め柔らかめあっさりあざやか...
どの切り口をどの配分で組み合わせて、どう表現するか。

撮るときから仕上がりイメージがぴしっと定まっていればそれはそれですっきりなんですが、
たとえそうであったとしても、
自分がまったく意図しなかった方向によって、その一枚の魅力がもっと強烈に開花するってことも...あるんではなかろうか、と。

その程度には、自分の表現の方向なんてまだまだ定まっていない、と思っております。オノレの思惑を超えて、たとえばぎんぎんにシャープにとか、もわっもわにソフトにとか...そういうことで生まれてくる表現もあるんじゃないか、と。

せっかく、どう料理しても文句が出ない素材-すなわち自分の写真ってのが目の前にあるわけですから、そいつらで可能性を試してみない手はない...だろう。


じゃぁ思いつく限りの処理を片っ端からやってみりゃいいだろ、となるんですがこれがまた...
情けないことに忘れっぽい人間でして、例えばモノクロにしても、
モノクロっていう表現手段があったなぁってことを、まぁだいたいは、忘れてるんです。
忘れてるってことは、すぐには思いつかないんですね。何日か眺めてるうちにふと、あ、こいつ色抜いてみたらどんなかな、と思いつくようなペースで。


時間が許す限り(ここ、けっこうポイントですが)、一枚の写真に向き合ってみる...そのうちどこからか、新しい切り口が降ってくるかもしれない...


というわけで、冒頭に戻ります。

熟成といったってナマモノじゃありませんし、特に扱うのがデジタルデータであれば、原版が日光で退色変色するといった意味の物理変化もあり得ず。



そう、熟成というのは実は、撮り手自身の話だったりします。



写真の方は、やむなく既出...4月末の撮影で、ニコデジには貼らせていただいたものです。
これを書くにあたって、ふぅっと頭の中を見回してみて...
ここ最近で最も熟成効果が高いんじゃないかと思うカットが、これでしたもんで。

【ひとやすみ】
c0084666_9594612.jpg



撮ったときには、こういう仕上げは毛筋ほども考えておりませんでした。そういう意味では熟成といってもよかろうかと思います。
とはいえ、どこがどう処理されてんだかわからんのでは、話の通じがまるでよろしくありませんので...

JPEG変換前のNEFファイルにリンクしておきます(←クリックするといきなりダウンロードダイアログになります。ファイルサイズ5MB少々です、ご注意ください)。ご興味おありの向きは、どうぞ。「熟成」などとほざいて、行き着いた先はこの程度と...ご笑納いただきたく...
by atCommA | 2006-07-27 10:12 | 光画部的戯言 | Comments(4)
2006年 07月 26日
熟成 II
それぞれの写真に最大半月ほど向き合うようになった。

基本的には、その写真をしっかりと見尽くして、対話もし尽くして、それなりの見極めを済ませてから...ちょうどこう、アボガドやらマンゴーやらバナナやらを買ってきてから追熟させるような感覚で、ほどよく味が乗ったあたりで出すってところでしょうか。

その内実については、明日に譲るとして...

一方で、半月以上にはならないよう、適宜調整してます。

半月を超えてしまうと次は一月になるわけで...いくらなんでも一ヶ月前の写真となると、まず間違いなく季節感を外すだろう、と。そりゃまぁ日本の端と端じゃぁ季節の違いは一月どころではないですけれども、そういうこと以前に、自分自身の季節感が外れますもので。

それでもほんとの季節モノとなると、半月も置いておけない...
終わりかけの花とか、最初の桜とか、そんな類ですね。こういう類は季節モノ割り込みとして、アップ待ちの連中尻目にとっとと出しちゃいます。
やったー、今年の蜂ホバはオレが一番乗りだぜぃ、とかね←くだらないけどたまにやると楽しい←ちなみに実話

要はなんにでも、旬ってものがあるのかもしれないと。待って見極める旬もあるし、有無を言わさずぴちぴちの旬もある...


そして、自分ひとりの判断なんてのは当てにならんもので、世間様の旬と掛け違うこともあるわけです。
で、この写真。

【気分はトロピカル】
c0084666_4224010.jpg

こちらで一番よく見かけるセセリチョウ。後翅に大きな白斑、前翅には鮮やかな黄班と、なかなかに美麗です。
花とともに、なかなか南国風で好きなんですが...もう一つ面白みに欠けるなぁどうすんべ、と十日ばかり置いときましたら、
ニコデジでセセリ祭りが始まったわけです。

溜め込んで旬を逃した好例ってことで。やれやれ、やっとアップ用フォルダから消せます...


というわけで「熟成」シリーズ、明日で終了予定。
by atCommA | 2006-07-26 03:49 | 光画部的戯言 | Comments(4)
2006年 07月 25日
熟成 I
モノクロ/モノトーンに目覚めた、のに加えて...NY旅行の副産物が、もう一つあります。
写真を溜め込むクセがつきました。

ニコデジにアップする絡みの話なんですが...
旅行中にも旅行の写真をアップしていました。ってことは、それまではほぼリアルタイム...というか、撮ったその日に即日公開だったんですね。

だーっと撮ってきて、だーっと粗現像して、選別して選別して選別して、本現像して、出して。それでその写真については、完結。
という流れが、ほぼその日のうちで回っていたのが...

要するに、NYで撮りすぎたんです。四日で千枚というのはたいした枚数ではないんですけども、連写ほとんど使わず街撮りだけなので、正味千枚。
しかもなんたってNYですから、自分にとってはどれもそれなりに刺激的。

一方で、ニコデジにアップするのは日に一枚(あくまでも自主ルールで)。到底、消化しきれません。結局、NY旅行シリーズを二週間ほど引っ張ることになります。
その二週間、そりゃぁ通常通り撮影は進むわけで。

一枚の写真に対して、せいぜい一日二日、多くて三日程度のの付き合いだったのが...
どうかすると半月以上、同じ写真に向き合うことになっていきました、とさ。


続きます。



...おっと、写真写真。

【波を蹴立てて】
c0084666_4255427.jpg

そういうわけで、撮ってからもうじき二週間になろうかという写真です。
いつもの湖、Jordan Lake での、カワウの離水。
この二週間、ちょいとトリミングしてみたり、トーンカーブを偏執的なまでにちょちょいと弄ってみたり...折に触れ、微調整加え続けて...
んで、こんなもんです。

「熟成」...? いやいやいやいやいや...
by atCommA | 2006-07-25 06:15 | 光画部的戯言 | Comments(6)
2006年 07月 24日
はじまり
はじめまして、CommAと申します。

【光が連れてくる】
c0084666_3364410.jpg


モノクロにしてみたわけですが。

思い起こせば昨年暮れのNew York旅行で、必然的に街を撮りまくったのが...モノクロあるいはモノトーンにまともに向き合った最初でした。

以来、月に...いま数えてみましたが...1,2枚くらい、モノクロ/モノトーンにしてます。えぇ、たったそんだけ。

きっかけになったNYの街はさすがに、色を抜いてこその味わいなり主張なりってのが見込めたんですが...自然物相手だとどうも、モノ衝動が来づらくて。
はまるとなかなか表現力強いんで、もっと数をこなして裾野を広げようかな、と思っているところです。

曇り空が変に白けてるからいっそ、とか、池の水が緑に濁っていて汚らしいからいっそ、とか...そういう逃げ系も、まぁ、ありでしょうし...

本来ならやっぱり、撮りのときからモノクロをイメージして撮りたいです。
さらに、
モノクロの下処理としてのカラー加工とか、
モノトーンにするときの色合いとか、
さじ加減の悩みどころは、いろいろ。

どうせ答が見つかる気遣いはないんで、気軽に気長にゆっくりと...


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そんなわけで、北海堂ろよず航空から引越してまいりました。"Daily"なんて名付けでほんとに大丈夫なのか、怪しいもんですが...
ネタの方は、詰まったら数年前までさかのぼって拾ってくるのもあり、ということでぼちぼちとやっていきます。
よろしくお願いいたします。
by atCommA | 2006-07-24 04:51 | 光画部的戯言 | Comments(34)