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2006年 09月 30日
風巻く蒼
  AF-S DX Zoom Nikkor ED 18~70mmF3.5-4.5G(IF)  1/6s, F6.3, EV-0.3
c0084666_615050.jpg
North Carolina州の東北端、Elizabeth Cityの夜明け。
残念ながらこの直前まで雨が降っておりまして、期待の日の出は拝めませんでしたが...代わりの風情ということで。
空の風、水面の風、それぞれに蒼く。

# へへへ...全日空機内、空の上からの更新です。このサービス年内で終わっちゃうんで、どうしてもやってみたくて。
by atCommA | 2006-09-30 06:03 | 撮りメモ:Nature | Comments(6)
2006年 09月 29日
また会う日まで
アメリカから最後の更新になります。

North Carolina州 Jordan Lake には、レクリエーションポイントが13箇所あります。
それぞれがボート発着場だったりキャンプサイトだったり水泳場だったりバーベキュー場だったりトレッキングコースだったり、それらいくつかの複合だったり。湖の東西南北に散らばってるわけで、浜の土質から地形から一つ一つ違っていて、いろんな表情に出会えます。

その中でもお気に入りのひとつが、Vista Point。機能はボート発着場とトレッキングコースのみのシンプルなサイトなので、とにかく静かで落ち着いています。しかも、桟橋からの眺望が超一級品。
...というわけで今年一月以来、数限りなく訪れたのでした。さぁて何枚撮ったもんだか、見当もつかんです。

【See You!】  SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL HSM  1/320s, F22.0, EV-0.7
c0084666_105925.jpg

Vista Pointの象徴たる桟橋。アメリカ生活で一番の思い入れといえば、断然この場所です。
この日は撮りというより挨拶回りでした。文句なしの青空での見送り、ありがたや...。


# というわけで撮り手本体は日本時間9月30日午後3時ごろ成田着でございますが、
写真の方はまだ当分の間...最低でも一週間ほどは、アメリカを引きずる予定です。紛らわしくてすみません...。
by atCommA | 2006-09-29 10:16 | 撮りメモ:Town | Comments(4)
2006年 09月 28日
「すべて偉大なものは単純である」
【破れの色 I】  AF-S DX Zoom Nikkor ED 18~70mmF3.5-4.5G(IF)  1/640s, F8.0, EV-0.3
c0084666_520551.jpg

【破れの色 II】  Ai AF Nikkor 24mm F2.8D  1/1000s, F8.0, EV-0.7
c0084666_5203855.jpg


 ノースカロライナで見つけた廃牧場、三度目のセッション。
 気分の乗りに任せて切り取ったら2パターンできたってだけですが...
 見比べているうちに連想が連想を呼んで、とうとうタイトルの言葉を思い出してしまいました。


「すべて偉大なものは単純である」
...不世出の指揮者、フルトヴェングラーの言葉です(「音と言葉」所収)。

もちろん自分の写真のを偉大というつもりがあるわきゃぁありませんが(断りいれるのもばからしいですけど)、それはそれとして...
その"単純"さはいったいどんなものなんだろうと、考えてみるのは悪くはないかなと。


昔この言葉を知った頃は、
複雑玄妙を追及しきったその極北が結局は単純に通じて輪っかが閉じる、
なんてことを考えておりましたけども...そう割り切れたもんでもないような。

答が出るわけがない、だから一生もんで楽しめる。そんなんばかりで。
もう一組、

【侵食 I】  Ai AF Nikkor 24mm F2.8D  1/500s, F8.0, EV-0.3
c0084666_5211522.jpg

【侵食 II】  AF-S DX Zoom Nikkor ED 18~70mmF3.5-4.5G(IF)  1/320s, F8.0, EV-0.3
c0084666_5215073.jpg


"単純"...

考え込んでも禅問答です。なにしろ、自分の眼を磨くしかありません。うひゃひゃ、ほんとに一生もんです。まぁのんびりやりますか。
by atCommA | 2006-09-28 05:23 | Comments(0)
2006年 09月 27日
象徴
【ご挨拶 I】  Ai AF VR Zoom Nikkor ED 80~400mm F4.5~5.6D  1/200s, F7.1, EV0.0
c0084666_1233694.jpg

【ご挨拶 II】  Ai AF VR Zoom Nikkor ED 80~400mm F4.5~5.6D  1/250s, F9.0, EV-0.3
c0084666_12333319.jpg

ノースカロライナ州の鳥、Northern Cardinal。渡米前から、これだけは撮ろうと誓っていた鳥です。
まぁなんてことはなく、普通に人家のバードフィーダーに来たりしておりまして、存在自体にはすっかり慣れてしまいましたけども...はじめて見たときの感動は忘れがたいし、慣れたとはいえ見かければやっぱりぴくっと全身が反応する、そういう派手さではあります。

一年近く住んだアパートを引き払う前日、近所をうろつきながらの撮影。ノートリミングです。
活きのいいヤツに会えて、よかったよかった。
by atCommA | 2006-09-27 12:32 | 撮りメモ:Nature | Comments(6)
2006年 09月 26日
El condor pasa  =コンドルは飛んでいく=
Turkey Vulture, 和名ヒメコンドル。れっきとしたハゲワシの仲間です。

アメリカ東南部でもっとも普通に見られる猛禽類...日本でいえばちょうどトビ、ですね。うようよ群れなして旋回しながら、餌が転がっていないか探しています。基本的に狩はしません、このあたりもトビそっくり。

そんな調子なんでちっともありがたみはないわけですが、見てくれはちょいと魅力的ですし、なにしろ身近に飛ばれるとやっぱり気になるのが人情というもので。

Jordan Lakeでの最後の日々、ずいぶんと狙ってしまいました。
空一色バックというのが、どうにも気に入らず...なんとか脱却を図ろうとしてみて結局果たせずこの程度、ということでございます。一応、すべてノートリミングですが。
もはやタイトルすらつけず、芸もなく撮影順に連番で、一挙に放出してしまいます...

No.1  Ai AF VR Zoom Nikkor ED 80~400mm F4.5~5.6D  1/2500s, F8.0, EV-0.3
c0084666_11582860.jpg

No.2  Ai AF VR Zoom Nikkor ED 80~400mm F4.5~5.6D  1/250s, F8.0, EV-0.3
c0084666_11584745.jpg

No.3  Ai AF VR Zoom Nikkor ED 80~400mm F4.5~5.6D  1/2500s, F8.0, EV-0.3
c0084666_115916.jpg

No.4  Ai AF VR Zoom Nikkor ED 80~400mm F4.5~5.6D  1/320s, F8.0, EV0.0
c0084666_1159269.jpg

No.5  Ai AF VR Zoom Nikkor ED 80~400mm F4.5~5.6D  1/500s, F8.0, EV-0.3
c0084666_11594177.jpg

No.6  Ai AF VR Zoom Nikkor ED 80~400mm F4.5~5.6D  1/400s, F8.0, EV-0.3
c0084666_120366.jpg

No.7  Ai AF VR Zoom Nikkor ED 80~400mm F4.5~5.6D  1/500s, F8.0, EV-0.3
c0084666_1211886.jpg

No.8  Ai AF VR Zoom Nikkor ED 80~400mm F4.5~5.6D  1/320s, F8.0, EV-0.3
c0084666_1222034.jpg



...いやしかし、よく遊んでくれたです。心配も要らないような連中ですが、まぁ元気でやっていってくれいっ。
by atCommA | 2006-09-26 12:05 | 撮りメモ:Nature | Comments(8)
2006年 09月 25日
逞しく根ざすものたち
  AF-S DX Zoom Nikkor ED 18~70mmF3.5-4.5G(IF)  1/200s, F13.0, EV-0.3
c0084666_10572584.jpg

Jordan Lake、南端のダム堤防に自生しているヒルガオの仲間(だと思います)。
始終強風にあおられてはいても、丈を抑えてがっつり根を張り、しっかり花を咲かせております。花壇モノじゃぁ、こうはいかないんではないかと。
by atCommA | 2006-09-25 11:00 | 撮りメモ:Nature | Comments(2)
2006年 09月 24日
はじめの一筆
  SIGMA 12-24mm F4.5-5.6 EX DG ASPHERICAL HSM  1/10s, F5.6, EV-0.3
c0084666_10344467.jpg

いつもの湖、Jordan Lake。
このポイントは野生動物観察用に特設されてて、日の出の一時間前から入れます。当然何度か行きましたが(すでに過去形...)、期待のほどには目撃成果が上がらず。運よくなにか見られたとしても、このあたりの時間帯じゃぁ撮影は不可能ですけどもね。

というわけで、Observation Deckへの別れの一枚。少々シンプル過ぎたでしょうか...
by atCommA | 2006-09-24 10:41 | 撮りメモ:Nature | Comments(12)
2006年 09月 23日
されど気合いは研ぎ澄まし

「そういやご隠居、世の中には暇な野郎がいるもんでしてね、そこのお堀に釣り糸垂れたまま、いっちんちじゅう竿先を眺めていやがる」

「へぇ、このご時勢にねぇ。ほんとかい」

「たしかなこってす。なんせあっしがそいつを、いっちんちじゅう見てやしたんで」

...てな一席があったような...



【まなざし】  Ai AF VR Zoom Nikkor ED 80~400mm F4.5~5.6D  1/640s, F8.0, EV-0.3
c0084666_1136459.jpg


いつもの湖、Jordan Lake。いまのところ、竿先は微動だにしていないようです...

実は、一度撮りたかったカットなんです。ずいぶんと釣り船も釣り人も撮ってきたんですが、ようやく少々気に入ったものが撮れたような。

この傾きを修正しちゃうとひとっつも面白くなくなるってのがまた、どうしようもなく面白いところだったりします。

by atCommA | 2006-09-23 11:37 | 撮りメモ:Town | Comments(0)
2006年 09月 22日
森へのご挨拶
本日も撮りたてですけども、出会いの報告のみで。写真としてはどうにもならん出来ではありますが...

【はじめまして】 (横を縦トリミング)  Ai AF VR Zoom Nikkor ED 80~400mm F4.5~5.6D  1/40s, F6.3, EV-0.3
c0084666_12291018.jpg

植物園の裏の森にお別れに行って、またもずばりと出会えてしまいました。鹿は今まで牝鹿と子供しか見てなくて、雄は初めてなんです。
この時点で、まだ尻尾は下がってます...つまり彼は私に気づいてません。こちらが先に見つけたってのは、ほとんど奇跡に近いことです。
それにしたってブレで二重写し状態ってのも情けない話ですが。


【元気でな~】 (ノートリミング)  Ai AF VR Zoom Nikkor ED 80~400mm F4.5~5.6D  1/125s, F6.3, EV-0.3
c0084666_12295493.jpg

そうこうするうちに、目が合ってしまいまして...次の瞬間、ダッシュで逃げられました。尻尾もぴんと立っております。
しかしシャッター音にはまるで反応がなく、あくまで目で見て気づいて逃げたんです。んー、なんか考えごとしてたんでしょうねやっぱり。


鹿を間近で、というのも実は念願だったので、いやもう笑えましたといいますか、ありがたい限りで。
二日続けて、別れに華を添えてくれるとは...びば、ノースカロライナ。
by atCommA | 2006-09-22 12:31 | 撮りメモ:Nature | Comments(4)
2006年 09月 21日
六分半のドラマ。
昨日でかいネタをやりましたので、本日はさくっと軽く流すはずが...

本日先ほどJordan Lake で、なかなか心沸き立つ光景に出会えました。
興奮冷めやらぬうちに、出してしまいます。10枚あります、長くてすみません。


1. 【哨戒】 オリジナル撮影日時:2006:09:20 10:45:22 (ノートリミング)
  Ai AF VR Zoom Nikkor ED 80~400mm F4.5~5.6D  1/400s, F8.0, EV-0.3
c0084666_1120590.jpg

Jordan Lake南端部。ミサゴが水面の動きを哨戒しつつ旋回しております。


2. 【獲物発見】 10:45:57
  Ai AF VR Zoom Nikkor ED 80~400mm F4.5~5.6D  1/200s, F8.0, EV-0.3
c0084666_1120433.jpg

旋回にストップをかけた、一瞬のホバリング体勢。ここからダイブに移ります。


3. 【捕獲成功】 10:46:16
  Ai AF VR Zoom Nikkor ED 80~400mm F4.5~5.6D  1/640s, F8.0, EV-0.3
c0084666_11211243.jpg

ひどい写真で申し訳ないです、流れ的に外せなくて。両脚にぐわしっと魚をつかんで、水中から飛び上がってきたところです。


4. 【波紋を残して】 10:46:20 (ノートリミング)
  Ai AF VR Zoom Nikkor ED 80~400mm F4.5~5.6D  1/640s, F8.0, EV-0.3
c0084666_11214026.jpg

落としもせずに、無事飛行に移りました。漁のあとの波紋がまるでストーンサークルのようで。


5. 【凱旋】 10:47:19
  Ai AF VR Zoom Nikkor ED 80~400mm F4.5~5.6D  1/1000s, F8.0, EV-0.3
c0084666_11215816.jpg

なにが目的なのか、魚をつかんだままでそこらを旋回しております。私はダムの堤防の上、水面からだいぶ高いところにおりましたので、幸運なことに横からのショットをモノにできました。
横位置から縦トリミングです。
このままで済めば、おみごとの一言で終わっていたんですが...


6. 【来襲】 10:49:50
  Ai AF VR Zoom Nikkor ED 80~400mm F4.5~5.6D  1/640s, F8.0, EV0.0
c0084666_11223559.jpg

"凱旋"の2分30秒後。木々の中から飛び出して、旋回するミサゴに一直線に向かっていくひとつの影が。
最初はミサゴの連れ合いかと思ったんです、獲物を持ったままの旋回飛行は連れ合いの合流を待っていたのかな、と。


...しかしこの影、尻尾が白い。なんだかちょっと体もでかい。


え、うそ。そんな。うきゃぁ。



7. 【王者見参】 10:50:02
  Ai AF VR Zoom Nikkor ED 80~400mm F4.5~5.6D  1/640s, F8.0, EV0.0
c0084666_11231327.jpg

あろうことか、アメリカ合衆国国鳥ハクトウワシ。
って、王者さんや。あんた、まさか。


8. 【追いつ追われつ】 10:50:13 (ノートリミング)
  Ai AF VR Zoom Nikkor ED 80~400mm F4.5~5.6D  1/500s, F8.0, EV0.0
c0084666_11235463.jpg

右がハクトウワシ。はるか天空にて、チェイスが繰り広げられております...見ている限り直接の接触は最後までありませんでしたが、ひらりひらりとまことに息詰まる掛け合いが。


9. 【両者譲らず】 10:50:15
  Ai AF VR Zoom Nikkor ED 80~400mm F4.5~5.6D  1/500s, F8.0, EV0.0
c0084666_11581055.jpg

別カットを限界(近く)までトリミングすると、こうです。逃げるミサゴ、追うハクトウワシ...うーん、これが見られたとは幸せな。
魚が確認しづらいんですが、この段階では確実にミサゴが握っております。



さてこのあと、さらに高空に昇っていったんですが...
やがてレンズを通して、両者の間にきらっと白く光るものがありました。おそらくそのとき、ミサゴが魚を落としちゃったんでしょう。
ハクトウワシにとってはまさに狙った事態でしょうが、どうやらそのキャッチにも失敗したように見え。
まもなくなにごともなかったのように、互いにまるで違う方向に飛び去っていきました。闘争終焉の瞬間を撮れなかったのは、ちと残念。



10. 【我関せず】 10:51:55 (ノートリミング)
  Ai AF VR Zoom Nikkor ED 80~400mm F4.5~5.6D  1/500s, F8.0, EV0.0
c0084666_11244725.jpg

闘争終焉直後、知らん顔で飛び去っていくハクトウワシ。このままはるか彼方に消えました。



...結局あいつはですね、他所様の獲物を横取りしようと現れてだ、暴れるだけ暴れて状況ややこしくして、魚の立場も含めて全員なんっにもおいしいことなしにすべてをぶち壊して...

まぁ魚は、ハゲワシなり狐なりが拾って食っただろうと思いますけれどもしかし、憧れのハクトウワシの挙動としては、あまりに興醒めって気がしないでもありません。

生存競争弱肉強食自然の掟の世界のことであって、私がどう思おうがまるで意味のないことですが...そうですねぇ、襲ったならせめて成功してほしかったですなイメージ的に。

とはいえ、ただ飛んでいるだけじゃないハクトウワシを見られた...しかもそれなりに撮れました。


実は本日、Jordan Lakeへはお別れに行ったんです。実質今日が最後の訪問になるはずでして。
最後の最後、しかも撤収時間ぎりぎりいっぱいのところで、この光景に出会えるとは...

望外とはこのことでした。なにに対してだかわかりませんが、ただただ感謝の気持ちでおります。


ありがとう。
by atCommA | 2006-09-21 11:59 | 撮りメモ:Nature | Comments(28)